SOKURYOU-Column
(しってました?)
測量 古代のロマン シリーズ②
古代ギリシア:エラトステネスの大実験

古代ギリシア:エラトステネスの大実験
エラトステネス(紀元前3世紀)は、アレクサンドリア図書館の館長。測量家でもあり、数学者でもありました。
彼は「夏至の日に、シエネ(今のアスワン)では井戸の底まで太陽光が届く」と知っていました。同じ日、アレクサンドリアでは太陽光が斜めに差し、影ができることも観測しました。この角度差を測り、両都市の距離を測量隊に歩測・キャラバンで調べさせ、「地球の円周=約4万km」に迫る値を計算したのです。
尺や縄、影といったシンプルな測量の道具で、地球全体を測る。
「大地に線を引くこと」が、「宇宙の姿を描くこと」に直結した瞬間でした。